※今回の記事にはCSV商品一括編集申込をしてある必要があります。ご覧になられている方の環境によってはうまくできない場合がありますので、参考程度にご覧ください。
楽天市場の商品情報編集ではCSVファイルを使用して一括での編集を行っている店舗様が多いかと思います。
以前からCSVを扱っていて、なぜselect.csv(項目選択肢登録用)に商品名の項目がないのか?すごく疑問でした。
今回はVLOOKUP関数を使用して商品名を表示させたいと思います。
Contents
CSVデータをダウンロードする
まず初めに下記のCSVデータをRMSからダウンロードします。
- select.csv(項目別選択肢登録用)
- item.csv(商品名を含むもの)
ダウンロードしたら、コピーして一つのブックにまとめます。
次に、selectのシートに商品名を表示させる列を挿入します。
C列に”商品名”の列を挿入しました。
挿入する列の場所はどこでも構いません。
VLOOKUP関数を入力する
さて、Excel不慣れな方は、関数と聞いただけで苦手のイメージを持つかもしれませんが、今回はコピーペーストするだけでいいので安心してください!
まず、VLOOKUP関数とは?
VLOOKUP関数は、指定した値を指定した範囲から探し出してくれる大変便利な関数です。
結論から言いますと
=VLOOKUP(B2,item!$B:$C,2,FALSE)
のようにselectシートのC2入力すると、下記画像のように商品名が表示されます。
あとは、コピーして他のセルに貼り付けるだけです。
※すべて半角英数にて入力してください。
444の横には”#N/4”と表示されていますが、これはエラーを意味します。
itemのシートには444の商品番号はありませんので、このようにエラーが返されます。
それでは細かい説明ですが、
下記のように”=VLOOKUP(”と入力すると小さいウインドウで補助が出てくると思いますので、それに従い入力します。
検索値は調べたい値を入力します。
今回は、111という商品番号の商品名を調べたいのでB2と入力します。
範囲は調べたい範囲を指定します。
itemのシートには、B列に商品管理番号、C列に商品名が書かれているのでB列とC列から検索する必要があります。ですので”B:C”と入力します。このとき、コピーした際に値がずれないように”$B:$C”のように固定させます。
列番号は表示させる列を選択します。
今回は、B列とC列を選択しているのでB列から数えて2列目になりますので、2と入力します。1と入力すると商品番号が表示されます。
検索方法は検索に対するルールを指定できます。
ここには”FALSE”もしくは”TRUE”のどちらかを入力します。
ネットショップではFALSEのみの使用になるかと思います。
FALSEは、検索値と完全に一致するものを表示
TRUEは、完全一致しない場合、一番近いとプログラムが判断した値を表示
ちなみに先ほど444のところにエラーが出ていましたが、TRUEに変更すると、、、
このように333の商品の商品名が表示されてしまいます。
こんなミスをして更新してしまうと、修正がめちゃくちゃ大変ですので、必ずバックアップを取ってから行いましょう。
慣れると簡単ですが、やはりひと手間面倒ですね。デフォルトで付けて頂きたいものです。
ネットショップを運営するうえで、Excelは必須で使用すると思います。
関数と聞くと始めは難しく感じるかもしれませんが、便利なツールですので必要なものだけでも抑えておきましょう!
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